「チェンジマン」好きすぎる彼が"埼玉"で叶えた夢 ブラジル特撮ヒーローファン日本で"聖地巡礼"

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特撮ヒーロー界の“ヒカちゃん”こと、ヒカルド・クルーズさんは、日本でもその世界で名の通ったアーティストだ。

影山ヒロノブらが率いる実力派アニソングループJAM Projectの準メンバーであり、アニメ「ワンパンマン」シーズン2主題歌の作曲を手掛けた。クルーズさんはブラジルの特撮ヒーロー界唯一無二のカリスマだ。

少年時代から特撮ヒーローものを愛するクルーズさんが、「ファンを泣かせたい!」と企画したトクツアーは、2023年12月11日~23日に初開催された。

特撮ヒーロー好きブラジル人
埼玉県・吉見百穴にて。中央のカーキ色ジャケットがヒカルド・クルーズさん、右端が渡洋史さん(写真:Ricardo Cruz)

行き先はニッチなスポットばかり

クルーズさんの案内のもと、ダニー・ツルギさんを含む10人のツアー客が訪れたのは、日本人でも「どこそれ?」と聞き返したくなるスポットばかり。

埼玉県寄居町の採石場、同県吉見町の古代遺跡吉見百穴、神奈川県三浦市の馬の背洞門、栃木県宇都宮市の大谷資料館……。いずれも特撮ヒーローシリーズの爆発や格闘のシーン、あるいは悪の組織の秘密基地として撮影されたロケ地だ。

クルーズさんの人脈でツアーの一部では、「巨獣特捜ジャスピオン」や「宇宙刑事シャリバン」に出演した特撮ヒーローのレジェンド俳優である渡洋史さん(60)が同行し、場所を案内した。

日中に渡さんから撮影時の逸話を聞いた参加者らは、夜にはレジェンドとともにカラオケでヒーローソングを歌うなど、濃厚な時間を過ごした。渡さんはブラジル特撮ファンからの人気が高く、イベント参加のためにすでにブラジルを5回訪問している。

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