いくらExcel勉強しても、「役立つ分析」できない訳 99%の人が知らない、分解と比較で成果を出す術
みんな「分析」のこと、全然わかっていない
「分析とは何をすることでしょうか?」
あなたはこの質問にどう答えるでしょうか。
私はこれまで延べ2万人以上のビジネスパーソンやトップアスリートたちと研修やセミナーの場でお会いし、たくさんの対話を重ねてきました。もちろん、何度も上記の質問もしています。
今からそのときのある対話を再現してみます。お相手は研修でご一緒した若手ビジネスパーソンです。仮に山田氏としましょう。山田氏をリスペクトしたうえで、ご紹介します。
深沢「ところで、分析をするとき、具体的に何をしていますか?」
山田「分析ですか? 考えて考えて、とにかく考えますね」
深沢「残念ながら、それだけでは分析とはいえないんです……」
分析というものは概念ではありません。世界観でもありません。私たちビジネスパーソンが行うこと、つまり動作です。動作とは身体のどこかを動かすことです。
動かすということは、「どのように動かすか」が具体的に言語化されている必要があります。「考える」だけでは抽象的すぎて、「どのように」考えていけばいいのか、まったくわかりません。
だからこそ、「エクセルのデータを少しいじって、なんとなく考えてみるだけ」のような「残念な分析」を行ってしまうのです。
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