東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「出世渇望する男性描く」清少納言の共感呼ぶ文才 「春はあけぼの」だけではない日常描いた文章

6分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

「ちょっとくらい、そういうところに、行ってもいいじゃないか」と清少納言は言うのでした。なんと理解がある平安女性でしょうか。 

修験者ともなると、更に苦しそうに見えると清少納言は書いています。疲れて居眠りしていても「居眠りばかりしおって」と文句を言われるからだと言います。

清少納言の文才が垣間見える

「身の置き所がなく、どんなにつらいだろう」と同情しています。しかし、最後の一文には、どんでん返しの一言も書かれています。

「ただし、こんなことはもう昔のことのようだ。今は、ひどく気楽そうだ」と。この落差といいますか、どんでん返しの展開もある、清少納言の文才。なかなかのものと感じるのは、私だけでしょうか。

(参考文献)
・石田穣二・訳注『新版 枕草子』上巻(KADOKAWA、1979)
・渡辺実・校注『枕草子』(岩波書店、1991)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象