「寿命が短くなる食事」とそうではない食事の差 「命の回数券」減少を抑制する遺伝子の働き
老化で最も変化が表れやすいのは筋肉の衰え
骨は体を構成する組織のうち、その量が多く割合の高い組織ですが、筋肉もまた割合の大きな組織です。体重に占める筋肉の量を筋肉率とよびますが、年齢別の平均的な数値を図表に示しました。その数値を見てみると、20代男性の44%をピークに年齢とともに低下し、60代では29%になってしまっています。
老化で最も顕著に表れる状態の変化は、筋肉の衰えです。代表的なところでは、老眼による視力の低下が当てはまります。言葉の通り、老眼は老化の一つです。老眼は目のピント調節に関わる筋肉の老化が原因なのです。
ほかにも、自分では気がつかなくても片足立ちができなくなったり、子どもと遊んでいるときに思ったような働きができなくなったり、筋肉の衰えは徐々に進行していきます。
私は執筆を行っている2023年現在65歳ですが、寝床から起き上がるのに苦労を感じています。老化の表れが最も顕著に実感できるのは、やはり筋肉の衰えです。


















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