「社員のキャリア形成に熱心な会社」トップ300社 「長期的視点」「自律的学び」「社会への貢献」で評価

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2位はNTT西日本(95.2点)。前回の12位から大幅に順位を上げた。ダイバーシティ推進の中長期ビジョンでは、「『ちがい』を価値として、一人ひとりが『自分らしく』チャレンジする会社づくり」を基本方針とする。

従業員が本業を継続しながら、希望する社内の別業務を実施できる「社内ダブルワーク制度」を設ける。社内の新しいフィールドで経験を積むことで、自己成長を促進するのが目的だ。また、定年後の就業機会として、会社が必要と認める業務分野において、継続雇用上限である65歳以降も最長70歳まで雇用を継続できる仕組みを導入する。

3位は第一生命ホールディングス(94.9点)で、前回9位から上昇。キャリアを自律的に考え、自ら切り拓くための制度として社内公募制度「Myキャリア制度」を導入する。

同制度では、グループ内外を問わず多数職務で公募を行い、遠隔地の場合はフルリモートや社宅貸与にて本社職務への従事を可能とする。担当業務の都合などによりすぐに異動できない場合でも、翌年度末までに限り次回の異動先について優先権を与えるなど、FA制度の側面も併せ持つ。

4位はT&Dホールディングス(94.8点)。キャリアアップ支援制度として、通信教育、オンライン学習ツールの提供等による従業員の自己啓発奨励、公募制研修やビジネススクールへの派遣、社外留学などを実施する。

また、グループ各社の持つ優れたノウハウやスキルの共有化を目的に、グループ会社間での人材交流も実施する。

前回首位のSCSKの取り組み

5位は前回首位のSCSK(94.7点)。従業員一人ひとりの主体的な自己研鑽と学びの共有を促進し、学び続ける文化の醸成を目指す自己研鑽支援施策(コツ活)を導入する。具体的には、全従業員に月5000円の「学び手当」を支給。自己研鑽の活動内容・時間を申請し、その活動事例を社内に共有するほか、申請者には図書カードや関連する外部有料コンテンツの提供などのインセンティブを支給する。

そのほか、6位アイシン(94.2点)、7位日本生命保険(94.1点)、8位は三菱UFJフィナンシャル・グループと日本電信電話(93.7点)、10位に住友生命保険(93.6点)がランクインした。

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