「10年で17回職務質問」受けた男性が語る差別 レイシャル・プロファイリング巡り国など提訴

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一方、シェルトンは日本が 「警察に、今の仕事をより効率化するためにより多くの金を与えるというわなにはまるべきではない 」と語った。「レイシャル・プロファイリングはすでに日本の文化の一部になっている。私がそれを証明している」。

記者会見で流された人種差別の被害者が撮影した悲痛なビデオによると、その男性はドレッドヘアのせいで明らかに警察から嫌がらせを受けていた。シェルトンは被害者の行動に同意し、何が起こったかをデジタルで記録することは有益だと述べた。

「尋問を受けているときに携帯電話を取り出したことで、おそらく3回ほど違法切符を切られずに済んだ」とシェルトン。「もしあなたが虐待されていることを記録するために携帯電話を取り出す必要があるのなら、ぜひそうしてほしい」。

谷口弁護士によれば、この事件の判決は早くても2025年まで出ない見込みだという。日本に住む多くの視覚的マイノリティのためにも、この社会的病気が手に負えなくなる前に、救済策が提示されることを願う。

バイエ・マクニール 作家

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Baye McNeil

ブルックリン出身の作家・コラムニスト・講演者。2004年に来日し、「The Japan Times」 などで執筆しながら、異文化の交差点で生きる経験や、人種・アイデンティティ・多様性について鋭い視点で発信している。代表作 『Hi! My Name is Loco and I am a Racist』 に続き、最新作『Words by Baye, Art by Miki』 では、日本人の妻と築いた人生をユーモアと洞察に満ちた筆致で綴る。日本社会の枠にとらわれない視点が話題を呼び、講演やワークショップも多数開催。ジャズ、映画、ラーメンをこよなく愛する。

ウェブサイト:Baye McNeil/life in Japan

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