「ソフト老害」と言われかねない上司の口癖3選 形だけの共感で、問題解決はしない残念な態度
(1)上から目線で自分の意見を押し付ける
上から目線で自分の意見を押し付けることは、まさに理不尽と言える。こういった特徴を持つ人は、過去の成功体験を過信し、それを絶対視してしまう傾向にある。反対意見を無視して意見を押し通す「確証バイアス」のベテラン社員は、この部類に入る。
(2)過去のやり方こそが正しいと思い込んでいる
過去の成功体験に固執し、それが現代でも同様に役立つと信じて疑わない。まさに「現状維持バイアス」にかかっている人だ。もちろん、何でもかんでも新しくすればいいわけではない。何を変えるべきで、何を変えないべきか、松尾芭蕉の俳諧理念の1つで新刊でも解説した「不易流行」を正しく意識すべきである。
(3)自分の非を認めない
自分の非を認めない、間違いを訂正しない姿勢は不誠実だ。まさに若者に対して「示しがつかない」態度である。間に挟まれる30~40代社員は手を焼くことだろう。
(4)年寄扱いされると怒る
年齢を理由に特別扱いされること、特に能力面で疑問視されることに敏感な人がいる。決して卑下する必要はないが、正しい自己分析は必要だ。年齢など関係なく、必要な能力、意識が足りないのなら謙虚に受け止めて改善する姿勢を示すべきだ。
「老害」と思われてしまう人の最大の特徴は、やはり「上から目線で自分の意見を押し付ける」ことだ。パワハラとまでは言えないが、若手社員の意見に耳を傾けず、自らの考えを一方的に通そうとする姿勢は、チーム内の空気を硬直させ、心理的安全性を著しく低くするだろう。
「ソフト老害」と思われる人は共感力が高い?
それでは「ソフト老害」とは、どんなものか? 40代になって職場で上と下の間に入り、上の世代を配慮しつつ、下の意見もうまく取り入れようとしたが、それでも下の世代からは「老害」と思われてしまう行動を指すそうだ。
この文章を読んで「なるほど!」と思わずに、「仕方ないじゃないか」と思われた方は注意してほしい。だから、50~60代の言動は「老害」とされ、30~40代は「ソフト老害」と揶揄されてしまう。
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