家で簡単、定番中華「トマトと卵炒め」美味に作る技 知っておきたい卵料理をおいしくするポイント

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フライパンにサラダ油または太白ごま油大さじ1をしき、中火にかけます。長ネギのみじんぎりをさっと炒めましょう。

炒めた長ネギ
ここで油の量を大さじ2に増やすと卵がさらにふんわりします

長ネギが香ばしく炒める温度になったら卵を投入してもいい状態です。熱くなったフライパンに一気に卵を注ぐと加熱された卵の水分が蒸気となって膨らみ、卵がふんわりとします。ざっくりと混ぜて半熟卵をつくります。

フライパンに投入した卵
この状態で卵とネギの炒めものとして食べてもおいしいでしょう

卵が半熟状態のうちにトマトソースを加えます。

半熟卵にトマトソースを投入
半熟状態の卵にトマトソースを加えることで味に一体感が出ます

ざっくりと和えながらさらに加熱を続けましょう。半熟状態の卵がトマトソースに絡み、火が通ることで一体感が出ます。

トマトと卵
耐熱ゴムベラが便利です

盛り付けたら出来上がり。強い火加減でトマトの水分を飛ばし、卵を炒めるので調理時間自体は短いのが特徴。トマトと卵の炒めものにもさまざまな作り方がありますが、これはご飯にもよく合う濃厚タイプのレシピです。

出来上がったトマトと卵の炒めもの
全体が混ざりあった一体感が特徴

トマトの旬は夏と思われがちですが、冬春と夏秋の2種類のトマトが栽培されているので年中入手可能。しかし、トマトは暑さに弱いので、おいしい時期は春と秋です。

春と秋のトマトはゆっくりと生長する分、糖分が多いのが特徴。このレシピではトマトジュースを加えているので水っぽいトマトに当たってしまっても問題ありませんが、トマトがおいしい時期に作っていただきたいものです。

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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