戦場で戦う傭兵「嫌な奴はいない」意外なカラクリ 会社員でなくとも自分をアピールする必要も

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漫画に出てくる傭兵って尖ってて、陰険だったり、攻撃的だったりで、嫌な人間が多い印象あると思います。でも実際には、基本的に傭兵に嫌なヤツはいません。いいヤツばかりです。

『日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし 戦時中の軍隊の真実編 (BAMBOO ESSAY SELECTION)』(竹書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

それにはわかりやすい理由があって、嫌なヤツだと後ろから撃たれちゃうんですよ。もし撃ち殺したとしても、誤射として扱われて、それ以上追及されません。

もっと簡単な方法があって、前線に捨てられます。敵のど真ん中に置き去りにされるんです。それだけで、手を汚すこともなく、まず確実に消されます。

傭兵として前線にいるとわかります。味方だからって平等じゃない。好き嫌いがでる。愛されていたら、こちらがピンチのときに必死に助けてもらえるし、嫌われていたら前線で捨てられる。

だから、和を大事にする、いい人間であることってすごい大事なんですよ。あなたも周りの人に愛されていて、損はないと思いますよ。

死ぬことはないのだから、勇気を持って行動してみては?

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傭兵にとっての仕事は常に「生きるか死ぬか」がつきまとう。だから、

「自分の意志を通さないと生死に関わるから、ハッキリとものを言う」

「明日には会えなくなるかもしれないから、今目の前にいる人に優しくする」

などの行動が習慣になっているのかもしれない。

日本で働いていながら、傭兵の気持ちになるのは難しい。でも、日本で働いている以上まず死ぬことはないのだから、たまには勇気を持って行動してみてもいいのではないだろうか。

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村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター

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むらた らむ / Ramu Murata

1972年生まれ。キャリアは20年超。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教組織、富士の樹海などへの潜入取材を得意としている。著書に『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)、『ホームレス大図鑑』(竹書房)など。

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