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「囚われた人々」奪還へ突き動かすイスラエルの教え どんな大きな代償を払っても人命を救う理由

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今回の作戦は、戦闘継続が人質奪還につながるという1つの傍証となるだろう。ネタニヤフ首相が一貫して「絶対的な勝利を得るまで、戦いをやめることはない」と明言しているとおり、よほどのことがない限り、3つの戦争目標を達成するまで今後もイスラエルが戦いをやめることはないだろう。

しかし今後は、人的被害を最小限に抑えつつ、より限定的な作戦に移行していくものと思われる。

134人の人質奪還に向けて

IDF報道官は、人質2人奪還という喜ばしいニュースを伝えた後、次のように付け加えた。

「今朝の喜びの中でも、われわれは、ガザに今も134人が拉致されていることを忘れてはいない。あなたたちがもしこれを聞いているなら、私は人質となっている方々に呼びかける。われわれは、あなたたちを何としても取り戻す。そのためのあらゆる機会を逃すことはない」

解放された人質が、ラジオやテレビに接する機会があったと証言していることから、今あらゆるメディアで人質に向けて家族などが励ましのメッセージを発している。

一方で、今も毎日のように戦死したIDF兵士の訃報が報じられている。人質の解放とハマスの打倒、自国兵士の犠牲と今も断続的に続く多方面からの攻撃といった、あらゆるジレンマの中で、イスラエルは困難な闘いを余儀なくされている。

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