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韓流だけじゃない!「新大久保」知られざる大変貌 エスニックビジネスの激戦区、外国人が集まるワケ

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卒業後は情報系の大学に入ったのだが、在学中に起業。外国人が会社を立ち上げるには一般的に500万円の出資が必要なのだが、「ファーストキッチン」で稼いだお金と実家からの援助で賄った。住み慣れた街、新大久保に小さなオフィスを構えた。

そしてまず手がけたのが中古の携帯電話やパソコンの販売だったという。日本人の業者から仕入れて、外国人にも日本人にも売る。

「新大久保の駅前でチラシ配ってね。手に取ってくれる人がいたら、話して事務所まで来てもらって」

そんな地道な営業を続け、やがて食品の卸も手がけるようになり、レストランなどさまざまな仕事での経験が、いまのスーパーマーケット経営に活かされている。

成功に必要なのは「お客さんとの付き合い」

この街で成功するために必要なことを尋ねると、「お客さんとの付き合いです」とダスさんは言う。

ふだんからコミュニケーションを取っている人たちが、お客を連れてきてくれる。いろいろな商談も舞い込む。新大久保ではその相手が多国籍というだけで、本質的には下町の商店街なのかもしれない。

「ところで、どこか空いている店舗があったら教えてね」

ダスさんは同じ新大久保住みの僕にも念を押すのを忘れない。まだまだビジネスを拡大させたい。いずれは日本の地方にあるような大型のスーパーマーケットを経営したいのだという。

この街ではダスさんのように野望を抱く異国の商人たちが、抜け目なくビジネスチャンスをうかがっているのである。

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