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カワサキ「ニンジャZX4-RR」中型4気筒復活の息吹 扱い切れるミドルクラスのスーパースポーツ

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  • 宮城 光 モビリティスペシャリスト
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跨がってみると、その印象はよりリアルで、足つき性やタンクホールド時に4気筒エンジン搭載とは思えないスリム感があり、ハンドル・シート・ステップの位置が見事に調和している。ハンドルは低すぎず高すぎずで、タンクに対して前後にハンドルが遠くないのが安心材料といえる。

アイドリングや低回転域では従順さが際立つ

アクセルや前輪ブレーキレバー、セルなどのスイッチまわり(写真:三木宏章)

メインキーをまわしてセルスイッチを引き下げると、どちらかと言えばか細い音でセルがまわり静かにエンジンに火が入る。これなら住宅地やマンション地下駐車場でも気兼ねせずに早朝の出発も可能だろう。とても、このあとに77PSを発生し、1万5000回転までまわるとは思えない印象だ。

クラッチレバーとスイッチまわり(写真:三木宏章)

アシスト付きクラッチのレバーは軽い。アイドリングは少々高めで、その回転数付近から少しアクセルを開けながらギアを1速に入れる。節度感のあるミッションの手応えを感じながら右手のスロットルを開けてやると、ここでも拍子抜けするほどにフレンドリーで、仕上げのよいクラッチがスムーズにZX4-RRをスタートさせた。

走り出せばクラッチ不要のクイックシフターの作動感は上位クラス以上とも言える精度の高さで、ライダーの意思に答えてくれる(写真:三木宏章)

直後、矢継ぎ早にシフトアップを行い、ミッションフィーリングを確認しながら時速30km/hでの回転数を見てみると、3速3000回転でも心地よく走れた。同じ速度のまま6速まで入れると2000回転を切ってしまい、さすがにドライバビリティーが一気に悪くなる。まぁ、実際にこの速度で6速ギアを選ぶことはないが、低速回転の仕上がりは上々といえるだろう。

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【レッドゾーンは1万5000回転、本領を発揮する心臓部】

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