「不記載議員」への聴取、客観性や中立性に問題 「民主主義のルールを崩した議員は辞職すべき」
以下、番組での主なやり取り。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):今回の自民党の聞き取り調査メンバーには、小渕優子選対委員長も入っている。聴取対象議員の中には、小渕氏の関連の2014年の政治資金規正法違反の疑惑の際、ドリルでハードディスクを壊したという証拠隠滅の疑いもあって、そういった人がその聴取の側に回るのはどうなのかという不満の声も出ている。また、自民党議員が身内の議員をヒアリングするのは本当に効力があるのかと疑問の声も出ている。この辺りの実効性については?
細野豪志氏(自民党・衆院議員):小渕選対委員長に関しては、個人でやるというよりは、役職上やるということだろう。客観性を持たせるために弁護士を入れているということだと思うので、今日も相当精力的にやっているというふうに聞いているが、そこはきちっとヒアリングをするべきだと思う。
問われる客観性と中立性
小川淳也氏(立憲民主党・前政調会長):岸田首相が「(聴取を)やります」と言ったことを受けて、やったフリをせざるを得ないということで、嫌々やっているんじゃないかと。やっぱりスネに傷のある人同士で、傷を舐め合っているような雰囲気で、とても本格的なものが出てくるとは思えないと思っている。
古川元久氏(国民民主党・国対委員長):民間でこれだけの不祥事だったら、まずやっぱり外部の第三者委員会を作って、そこでやっぱり調べてもらうと。だから、そういう意味では、客観性とか中立性(の問題)を問われても仕方がないと思う。
梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):われわれの取材の中で、「ゆるりとした感じで(聴取する)」という話が出てきている。このゆるりとした感じというのは、どんなやり取りの中で出てくる言葉なのか。
細野氏:2日の金曜日あたりは党内がかなりザワザワしていた。自民党議員の中で、聴取対象になっている人も含めて。だから、それはオフレコで誰かが感想として(ゆるりとした感じでと)言ったのかもしれないけれど、実際は聴取を受けている人は、かなり深刻に受け止めて(聴取を)受けているというふうに私は聞いている。