通勤快速廃止で炎上、京葉線ダイヤ「3つの疑問」 快速の各駅停車化で「混雑の偏り」は解消する?

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京葉線通勤快速
2024年3月のダイヤ改正で廃止される京葉線の通勤快速(編集部撮影)
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2024年春のJRのダイヤ改正は、今回も例年通り前年の12月中旬に発表された。その中で、前代未聞の「改悪」により物議を醸しているのが、東京ディズニーランドや幕張メッセでおなじみの京葉線だ。

ダイヤ改正の内容は、朝夕通勤時間帯の快速と、現行で平日に2往復ある蘇我駅―新木場駅間の12駅を通過する「通勤快速」が廃止となり各駅停車化、通勤時の所要時間は約20分延びるというもので、発表後すぐに各方面から批判が殺到。「わくわく ぞくぞく 京葉線」のキャッチコピーを掲げる同線は今、「ブーイングぞくぞく京葉線」となっているのだ。

反発は予想していた?

このダイヤ改正について批判の口火を切ったのは千葉市の神谷市長。発表直後に「とても容認できない極端な変更」などとコメントした。沿線住民からもブーイングが上がっている。京葉線で都内へ通勤する筆者の母は「迷惑だよね。各駅停車で乗車時間長くなって立って帰るのはイヤだなぁ」と、通勤時間の増加にげっそりだ。しかも八丁堀駅からの乗車で、始発ではないため座ることはできず、乗車時間は34分から最大46分に拡大する。

JR東日本の土澤千葉支社長は「(改正について)丁寧に説明していく」と、岸田総理の増税会見と瓜二つの表現で理解を求めたが、通勤快速始発駅の上総一ノ宮駅がある一宮町の馬淵町長からは「公共交通機関としての自覚をかなぐり捨てた暴挙」と返される始末。JR東日本は1月15日、朝の上り快速2本は残すと表明した。

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