65歳以上の「食べられない」を軽視できない理由 BMIをまめに確認、食べる機能の老化にも注意

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<食べる機能の低下や、口や歯、目のトラブル>
・硬いものが食べられないから、柔らかいものを選んで食べるようになった
・唾液が出ず、口の中が乾いていて、食べづらい
・歯が弱り(義歯が合わず)、よく嚙めない
・食べ物を飲み込んだあと、口の中に残っていることが増えた
・食事中にむせることが増えた
・味がわからなくなった
・食べ物がよく見えなくて、何を食べているかよくわからない
・下痢や便秘、頻尿などが心配で飲食を控えている
・食事にかかる時間が長くなり、食べると疲れる
<体調不良や病気、けが、それらの治療の影響、薬の副作用>
・持病の薬の量が多くて、薬でお腹がいっぱいになる
・食後に薬を飲まなければならないと思うと、ごはんを食べるのが憂うつ
・夜に眠れず、日中に眠くて、食事どころではない
・意識がもうろうとしていて、食事に集中できない
・呼吸が安定していなくて、食事どころではない
・食事の間ずっと姿勢を保っていられない
<その他>
・家族の介護や看護で自分の食事がおろそかになりがち
・身近な人が亡くなるなどでショックを受け心理的ストレスがある
・食料品の買い物が不便、できない
・お金がなくて、十分な食事を用意できない
・いつもひとりで食べていて食欲がわかない

食べる機能の老化を見逃さない!

次に食生活を見直すとよいタイミングについて紹介しますが、その前に、お口の「食べる機能」の老化について、ちょっと触れます。

食事のとき、食べ物を認識し、食べる意欲をもって口に運び、嚙んで、飲み込みやすい塊(食塊)をつくり、喉の奥に送るまでは「摂食(せっしょく)」、飲み込んで、食道→胃に送るのを「嚥下(えんげ)」といいます。こうした機能が衰えてしまうと、食べたくても食べられず、低栄養のリスクになってしまいます。

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