なぜか「お金が逃げていく人」に共通する5つの癖 長年「貯まらない人の家計」を見えてきたプロが指摘

✎ 1〜 ✎ 94 ✎ 95 ✎ 96 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その4「しない言い訳をたくさん思いつく」

貯まらない人には、腰が重いというか、受け身の人が多いようだ。例えば専門家のアドバイスを同時に受けた人が2人いたとする。そのうち、すぐに行動できる人は結果も出せるが、話を聞いただけで放置している人には当然何も起きない。

むろん、代わってやってくれる人もいないので、気づくとそこには大きな差が生まれることになる。片方はそれなりの蓄財に成功し、片方はそれまでと変わらず貯蓄がないままだ。そこで、「ああ、自分も早くやればよかった」と悔やめる人には次にチャンスがあるだろうが、そこで言い訳やしくじりの理由探しを始める人もいるだろう。「どうせうまくいかなかった」「あの人は堅実な性格だし、自分とは違う」「今さら始めても遅い、仕方ない」――どうせ・自分と違う・仕方ない、のネガティブワードがぽんぽん出てくる人は、また同じことを繰り返す。

貯蓄を増やすために固定費を見直す、不要な支払いを解約する、浮いたお金を積み立てに回す――こうしたシンプルな家計の見直しは、地味なわりに手間がかかるものだ。その手間を惜しめば、貯まらない状況もずっと変わらないまま続く。自分に代わって夜中に働いてくれる“妖精さん”はいないのだから。たとえ見直しを試した結果、うまくいかなかったとしても原因がわかれば次の手も打てる。最初の行動をしないと、その先もない。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事