冬場の心筋梗塞「家の中での寒暖差」に要注意 浴室だけでなく「トイレ」にも気を配りたい

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心臓だけでなく、いたるところに悪影響を及ぼすのが強いストレスの怖いところです。副腎皮質ホルモンの分泌が増加し、動脈硬化を促したり、免疫力を下げて感染症にかかりやすくなったり、胃や十二指腸に潰瘍ができやすくなったりと、悪いことずくめです。そして、強いストレスは不眠をはじめとする生活習慣の悪化を助長し、それが新たなストレスを生む要因になるという、悪循環を引き起こします。喫煙者の方はタバコの量が増えたり、お酒好きの方は飲みすぎてしまったり……。

あらゆる不調の原因となるストレス

もちろん、そんな状況に陥りたくはないですよね。ものすごくシンプルな話ですが、ストレスを強く感じないようにするためには、ストレスを受けにくい環境に身を置き、なるべくストレスがかからないような行動をとることが必要になります。

大きなものから小さなものまで、私たちの日常生活はストレスだらけです。ストレスを、完全にゼロにすることはできません。そこで、「ストレスをできるだけ減らすことを心がけよう」「ストレスとうまく付き合って、悪循環に陥らないようにしよう」と考えていくようにしましょう。

「無理をせず、マイペースで」が、キーワードになります。じゅうぶんな睡眠。栄養バランスのとれた3度の食事。適度な運動。こうした規則正しい生活を送ることが、基本にして最大のストレス解消法なのです。何かと忙しい日常でこれを維持するのは難しいかもしれませんが、まずはこの基本中の基本を意識するようにしてください。

さらに、良好な人間関係を築くことも大切です。家族、パートナー、友人、会社の同僚や上司などの身近な人たちと、しっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。その際、相手がストレスに感じるような言動や行動を控えることが重要です。自分自身の感情に流されることなく、心にゆとりを持って相手と接したいものです。

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