「何だこれ」と小銭硬貨を投げ捨てた子
いま、「おつり」を知らない子どもたちが大勢いるそうです。
「おつり」という概念がわからないのはもちろん、現金そのものも見たことがない子さえいる、というのです。
まさかと思う方も多いかもしれませんが、しばらく前に、朝のNHKテレビ『あさイチ』でも、おつりを知らない子どもたちの急増問題を取り上げて、現状を伝えていました。
たとえば、ある小学校の2年生の教室。
先生が「100円で48円のガムと32円のアメを買いました。おつりはいくらかな?」と尋ねると、生徒たちは皆キョトンとして、「先生、おつりって何?」と口々に聞き返してくる――。
また、小銭硬貨を「何だ、こんなもの」とばかり、近所の川にジャラジャラと投げ捨てた男の子とか、持たされているカードを駅の改札で「ピッ」とすれば電車はタダで乗れると思っている女の子の例など、次々と飛び出してくる母親たちの証言――。



















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