大阪ー北九州「6800円」フェリー旅が超快適だった 最安5000円~「ベッド・浴室も完備」ホテル代浮かせ移動
やがて、長い汽笛が響き、ゆっくりと船体が動き始めた。デッキに出てみると、ドライバーらしき1人客は少ないものの、若者、シニア、カップルとバラエティに富んでいる。ただし、外国人観光客は多くなかった。
ついでに船内を散策してみた。目についたのがコンパクトなゲームコーナーと売店だ。売店(~22時30分、翌日6時40分~)ではビール(260円~)や菓子パン・カップ麺・菓子・おつまみのほか、大阪のおみやげなどが売られている。
売店で買ったビールで晩酌をしたいなら、落ち着いた雰囲気の展望ラウンジがおすすめだ。控えめなダウンライトを用いているため、デッキにでなくても、夜景を楽しむことができる。
明石海峡大橋通過時には……
ラウンジで神戸の夜景を眺めていたら、明石海峡大橋通過の船内放送があった。この日は満月に近かったということもあり、煌々と照らされた月明かりのなか、明石海峡大橋をくぐる姿をみようと、多くの乗客がデッキに出ている。
橋を通過する21時すぎには明石海峡大橋がレインボーカラーになるのも見どころの一つだ。なお、明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋通過予定時刻は船内に張り出されており、メールでの告知サービスもあった。
明石海峡大橋を過ぎると陸地も遠ざかり、夜景が見えなくなるので展望風呂(〜24時/6時~入港10分前まで)へ。
男風呂、女風呂ともに広めの浴室で、進行方向左側に位置している。夜の男風呂は入浴可能人数22名に対して5名と空いていたが、朝は21名とかなり混み合っていた。
しかし、国東半島を遠望しながら入る朝風呂は、船旅でしか味わうことのできない醍醐味だ。浴室入り口に、リアルタイムに入浴している人数が表示されるので、混雑をある程度避けることも可能である。
7時前、展望レストラン(~21時30分/6時40分〜入港20分前まで)で朝食をとることにした。料金は800円(夕食は1800円)だが、ソフトドリンク、コーヒーも含むビュッフェで品数が非常に多い。進行方向右側なので、宇部の工業地帯などを眺めながら進む。目の前に海が見えるカウンター席もあり、一人旅にも向いている。
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