今のグーグルがわかる!最新16のニュース

「青田買い」の批判は、的外れも甚だしい!

この1~2カ月の間に報道されたグーグル関連のニュースを16個ピックアップ。そして、「すごいグーグル」「やっぱりグーグル」「グーグルの弱点」「グーグルの誤算」の4つのジャンルに分け、解説していく(後半は週刊『夏野総研』ブロマガでご覧ください)。

 

まずは「すごいグーグル」と言えるニュースをいくつか紹介する。かねて噂されていたグーグルの“MVNO事業”への参入。4月22日に「Project Fi」というプロジェクト名とその内容が明らかになった。『Google、北米でMVNOに参入―通話とIMが月20ドル、データが1ギガバイト10ドル』(TechCrunch Japan)。

月額20ドルの基本プランとデータ通信が1ギガバイトあたり10ドル。現在は、アメリカ国内で『Nexus 6』のみ利用できるとのことだが、今後、対応デバイスや地域は確実に広がっていくだろう。

「インターネット気球」で何をする?

当記事は週刊『夏野総研』ブロマガの提供記事です

そして、このMVNOは将来的にグーグルの基幹ビジネスになる可能性があると言える。今、世界中の通信キャリアは巨額の利益をたたき出し、マーケティング費用やオペレーションコストが高いにもかかわらず、利益率は20%を超えている。この分野にグーグルが参入するとどのような変化が起きるだろうか?

グーグルのビジネスモデルは「広告収入」。ゆえに、MVNOで大きな利益を出す必要はなく、大幅な値下げが可能となる。これによって起こりえるのは、MVNOの爆発的な普及、そして通信キャリアの「最後の砦」とも言える通信トラフィック収入の著しい減少だ。つまり、世界中の通信キャリアが完全に土管化していくであろう。

グーグルが参入する通信ビジネスで、もうひとつ注目のプロジェクトが存在する。成層圏のインターネット気球を利用した『グーグル「Project Loon」、「iOS」デバイスにもネット接続を提供へ』(CNET Japan)だ。気球による通信は安定性が高い。このため、通信環境が整っていない発展途上国へもインターネットアクセスを提供することが可能となる。

次ページ自動運転カーのすごみを示すニュース
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
東芝vs.モノ言う株主<br>取締役選任案めぐる攻防戦

ガバナンスの強化などを求める「モノ言う株主」から、取締役の選任を要求された東芝。反対表明と同時に、約40%を保有するキオクシアHD( 旧東芝メモリ)株の売却による株主還元方針も発表しました。7月末の株主総会は将来を決める試金石となります。