「スマホ入浴」増加、無意識の長風呂に潜むリスク お風呂で動画や映画に夢中になる人は多いが…

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ではなぜ長風呂をするのだろうか?理由を複数回答で聞いた設問では、最多の45.0%が「スマートフォンやタブレットを使用していて、気が付いたら長時間入浴していた」だった。特に10代と20代では、過半数がそれを理由に挙げている。

一方で、50代では「入浴前から長時間入浴をしようと思っていた(リラックスするため)」という回答が最多となるなど、年代による違いも見られた。若い世代を中心に、「スマホ入浴」自体が長風呂につながっていることが分かる。

では、スマホ入浴中に何をしているのだろうか? 全世代で共通してTOPに挙がったのが「動画・映画視聴」(55.8%)だった。動画や映画は流したまま見ていればいいので、入浴中に向いているのかもしない。

長風呂・スマホ入浴には注意点も

このリリースでは、早坂教授からのアドバイスも掲載されているので、長風呂で注意したいことを抜粋して紹介しよう。健康リスクを解消するために、気を付けてほしい。

・入浴後の保湿を欠かさない
・長風呂する際は入浴前と入浴中にも水分補給をする
・湯船から出るときは冷水や浴室の冷たい部分に触れてから出る
・入浴温度は40℃〜41℃に。冬でも42℃以上にはしない
・長風呂をする場合は、ときどき湯船から洗い場に出たり、足湯にしたり、窓を開けて外の空気を入れたり、お湯の量を減らしたりなど、体温を上げ過ぎないようにする

スマホを浴室に持ち込む「スマホ入浴」にも注意が必要だ。スマホの防水機能は、IPX5、IPX8などといった等級で表記され、等級によって保護されるレベルが異なる。そのため、自分のスマホの防水レベルがどの程度かを確認する必要がある。

また、SIMカード挿入口のカバーなどをきちんと閉じていなかったり、浴槽に沈めてしまったりすると、水が浸入して故障するリスクもある。さらには、スマホ本体に防水機能があっても、充電器やケーブルまで防水というわけではない。水に濡れた状態で充電をすると感電や発火に至る危険性がある。

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