日本を代表する企業から、ふたたび不祥事
「日本で一番の大きな会社はどこ?」。先日、息子と話していた。これが売上高の意味とすれば、もちろん1位はトヨタ自動車だとわかった。なお、2位は三菱商事で、3位はホンダだ。面白いと思って、その続きを調べてみると、意外なことに4位はENEOSホールディングスで、5位は三井物産である(当原稿執筆時点)。
イメージと違うかもしれない。とくに4位のENEOSホールディングスを想像しなかった読者は多いだろう。同社は、日本を代表する企業だ。売上高は15兆円にいたる。ホールディングスの傘下にはENEOS、ENEOSマテリアル、ENEOS Power、ENEOSリニューアブル・エナジー、JX石油開発、JX金属を抱えている。
ガソリンスタンドの印象が強いだろうが、とんでもない。LNG(液化天然ガス)の独自開発を行い、バイオマテリアルの開発を推進し、水素エネルギーの活用や二酸化炭素の吸収技術も有する。すなわちエネルギー事業全般を行うジャイアントだ。
そのようなエネルギー・ジャイアントの企業から、ふたたび不祥事が聞こえてきた。
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