今すぐ断捨離すべき人間関係「3つのパターン」 人と関わりながら生きるか、孤独に生きるか
逆に、次のような人間関係は健全とは言い難く、人はなかなか幸せを感じることができません。
③ I am not OK,You are OK.(私はダメ、あなたは良い)
④ I am not OK,You are not OK.(私もダメ、あなたもダメ)
ご家族やパートナー、友人、上司や同僚など、身の周りの人たちの顔を思い浮かべ、それぞれの関係が①~④のうちのどれに該当するか、考えてみてください。
もし①に当てはまる人がいるなら、その人との関係を大事にしましょう。ただ、②~④に当てはまると感じたなら、その人との距離や関係性、あなたの相手への接し方を見つめ直したほうがいいかもしれません。
人と関わりながら生きるか、孤独に生きるか
先ほどの3パターンについては、自分が苦しいと感じているのであればその人から距離を置いてもよいでしょう。それが最も簡単な解決方法です。
ただし、その解決方法しか持っていない人は、やがてまわりに誰もいなくなり「孤独」を感じてしまうかもしれません。
人間関係に悩み、疲れ、一時的に「一人でいたい」「人間関係を整理したい」と考えていても、時間がたてば、あるいは年齢を重ね、この世を去るときが近づいてきたら、やはり「人とのつながりを感じたい」と思うこともあるでしょう。
今まで、長年一人暮らしを続けられていた患者さんにも、何度も関わったことがあります。中には「今さら人と関わっても仕方がない」と、おっしゃっていた患者さんもいらっしゃいましたが、私たち援助者とコミュニケーションをとるうちに、少しずつその方の表情が穏やかになっていったのを、私は今でもよく覚えています。
ですから、今、「孤独が幸せ」だと感じている人は、「10年後、20年後も今のままで幸せを感じられるかどうか」を想像してみてください。
もしそのときに、「やはり一人は嫌だ」と感じたのであれば、「どうすれば孤独のつらさを感じずにすむか」を考えてみましょう。
生きている人間と関わり合っていきたい場合は、やはり勇気を出して、自分から周りの人、特に自分にとって大事だと思える人とコミュニケーションをとる必要があるでしょう。
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