中高年集まるディスコ「今宵も死ぬ前のダンス」 青春時代の音楽を楽しみ、仲間と「生存確認」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
今、東京・鶯谷の「ディスコ」が中高年たちに大盛況だという(写真:nikkytok/PIXTA)
この記事の画像を見る(3枚)

東京・鶯谷の「ディスコ」が大盛況だという。ミラーボールが回るダンスフロアでリズミカルに踊るのは、人生のベテラン感のある男女たち。いったい、何が起こっているのか。

「今宵の勝負服」で参戦

ミラーボールが回るダンスフロア。音楽に合わせてリズムを刻んでいるのは、ミニスカート、ジージャン、革パンツ、ジャージーなどなど、思い思いの“今宵の勝負服”に身を包んだ、人生のベテラン感のある男女だ。

当記事は、AERA dot.の提供記事です

と、ムーディーなイントロが流れ出した。クック・ニック&チャッキーが1972年にリリースした「可愛いいひとよ」(作詞は阿久悠、作曲は大野克夫)だ!

人々は一斉に同じステップを踏み出した。笑顔で、時に視線を絡ませながら、同じ音楽に合わせて同じ振り付けで踊る。この一体感を経験したら、「あぁ、また味わいたい」となるに違いない。

ここは、「歌謡曲カフェLover’s」。中高年が集まるディスコだ。高輪ゲートウェイ駅が開業するまで、JR山手線で1日の平均乗車人員が最も少なかった駅、鶯谷の南口から徒歩数分のところにある。

次ページ「さぁ、今宵も死ぬ前のダンスを見せてください」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事