絶対王者「N-BOX」に挑む「新型スペーシア」の勝算 フルモデルチェンジした売れ筋軽自動車を比較
両モデルが持つ類似点のひとつとして挙げられるのが、ラインナップの構成だ。いずれにも、スタンダード仕様とカスタマイズ仕様があり、NA(自然吸気)エンジン車とターボ車を設定するほか、全タイプに2WD(FF)と4WDを用意する。
より具体的に紹介すると、まず、N-BOXのスタンダード仕様にはNA車のみを設定。外観は、先代モデルと同様の四角いフォルムを継承しつつも、パネルに複数の丸穴を開けたようなスタイルのフロントグリルを採用するなどで、清潔感を演出していることが特徴だ。また、新しく「ファッションスタイル」というグレードも追加。サイドミラーやアウタードアハンドルにホワイトを配し、ホイールにはボディ同色のカバーを装備することで、主に女性ユーザーを意識したカラーを採用している。
対する新型スペーシアのスタンダード仕様では、ボディサイドに新しいプレスラインを採用するなどで、「大容量のコンテナ」をデザインモチーフにした外観を採用。こちらも、先代モデルのイメージを継承しつつ、より丸くて四角いヘッドライトなどにより、フレンドリーな印象を増している。グレード展開には、エントリーモデルの「HYBRID G」と、2トーンのボディ色も選べる「HYBRID X」を設定する。こちらもエンジンはNAのみだが、全タイプに独自のマイルドハイブリッドシステムを採用することで、高い燃費性能に貢献する。
カスタマイズ仕様の違いは?
両モデルのカスタマイズ仕様では、まずN-BOXカスタムには、外観にクロームの加飾を施したインパクト感あふれるフロントグリルを採用。ユニットを小型でシンプルにできる「ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト」、左右ヘッドライト上とフロントボンネット下を一直線でつなぐ「一文字ライト」などの装備により、より精悍で高級感ある顔付きとなった。ラインナップには、NA車とターボ車を設定。また、ボディ色をモノトーンと2トーンから選べる「コーディネートスタイル」も用意している。
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