政策大転換のFRBを歓迎、ウォール街の高揚感 2024年に積極的な利下げを実施すると示唆

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50パーク・インベストメンツの創業者アダム・サーハン氏は 「この数十年で最も積極的な利上げサイクルが終わりを迎え、ウォール街では大規模なパラダイムシフトが起きている。連邦準備制度はもはやインフレを『社会の敵ナンバーワン』として扱うことはない」と述べた。

ただ、13日の資産値上がりが続く保証はない。市場ではここ2年間、何度も利下げ観測が膨らんだ。だが、連邦準備制度が方針を変えなかったために足をすくわれた投資家も多い。

13日午後のウォール街の心持ち

今後数カ月のうちに想定外のインフレ率や雇用統計が発表され、トレーダーが方向転換を迫られる可能性は想像に難くない。だが、13日午後のウォール街で、そうした心配をする人はほとんどいなかった。

ブルームバーグ・オピニオンに寄稿しているダドリー前ニューヨーク連銀総裁はブルームバーグテレビジョンで、「パウエル議長は金融政策の長いタイムラグについて語るが、金融情勢はほんの数カ月前よりもはるかに緩和的だ」と指摘した。

14日のアジア市場でも、G10通貨がドルに対し買われる流れが続き、新興国市場のリスク選好を示す指標と見なされることの多いハンガリー・フォリントや南アフリカ・ランドが上げた。

投資適格社債とジャンク(投機的格付け)債、コモディティーに連動する上場投資信託(ETF)は13日、いずれも値上がり。ブルームバーグが集計したデータによると、13日は資産全般でここ15年近くで最良のFOMCデーとなった。

原題:Wall Street Traders Go All-In on Great Monetary Pivot of 2024 (抜粋)

--取材協力:Emily Graffeo、Katie Greifeld、Lu Wang、Michael Mackenzie.

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著者:Vildana Hajric、Jess Menton、Carter Johnson、Elena Popina

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