なぜ"夢"を掲げるだけでは成果が出ないのか 原田メソッド"いつ""何を"達成するかクリアに

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夢を確実に実現させる一流のアスリートなら「2024年のパリオリンピックで金メダルを取る」というところまでクリアにして、目指すべき目標として設定します。そして、それに向けての計画や戦略を決め、着々と実行していくのです。

2024年ではなく、2028年のロサンゼルスをターゲットにする人もいるでしょう。その場合は、計画や戦略もまったく違ったものになるはずです。

年中「5キロくらい痩せたいなあ」と思っていてもなかなか痩せられないのは、期限を決めないからです。期限を決めないうちは「5キロ痩せる」ことはいつか叶えたい夢にすぎません。だから結果も出ないのです。

期限が決まらなければ戦略も決められないので、「とにかく痩せたい」と闇雲に頑張るしかなく、それだと無駄な努力に終わってしまいかねません。

「31カ月後までに5キロ痩せる」というふうに期限を決めれば、それは目標になります。当然戦略も決まり、やるべきことも決まります。だから結果にもつながりやすくなるのです。

目標設定をクリアにし成果につなげる

真面目な人ほど、とにかくがむしゃらに頑張ります。頑張ることは確かに素晴らしいのですが、頑張ることそれ自体が目標になってしまいがちです。残念ながらそれでは成果は出せないのです。

成果を出せる人というのは、ただ漫然と頑張ったりはしません。努力する前に達成すべきゴールを明確に決めてから、その実現のための戦略を考えます。ターゲットがはっきりしていれば、戦略の精度も上がります。だから、成果が出るのです。

「いつ」「何を」達成するかをクリアにする目標設定は、あなたの努力や頑張りを成果につなげる大きなカギです。これこそまさに、目標設定・目標達成の「技術」の第一歩なのです。

【Step 1】
下図の記入例を参考に、あなたの夢を思いつく限り書き出してください。
【Step 2】
それぞれの夢に、いつまでに実現したいかの「期日」(期限となる日付)を入れましょう。
期限を決めた目標の例
期日を決めた目標の例(出所:『はじめての目標達成ノート』)
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