「親に合わせる」が癖になった子が将来背負うもの 子ども時代の心の痛みは大人になっても残る
今のご自身の“心の痛み”は、親の痛みを正しく反映しているものではなく、「子どものころの自分が受けた衝撃の強さ」です。
だからこそ、自分自身を思いやってあげることが大切になります。
親子関係の“無意識の巻き込まれ”に気づく
今の自分が癒すべきはきっと、親ではなく、あなた自身であるはずです。
誰かのつらさや悲しさに直面したら、共感性があればご自身も同じようにつらく悲しい思いになることは当然の反応です。
ただ、その当然の反応をそのままにできずに「親のために何かしないと」となることで、「自分の課題ではない」とうまく区別できなくなるのが親子関係の特徴の1つです。このような“無意識の巻き込まれ”に気づいていきましょう。
意識することができたら、「子ども時代に“親の心の痛み”に敏感に傷ついていたのかも」「今でも“助けなきゃ”と思ってしまうのだ」「ある程度共感するのは自然なこと」などと、ご自身について詳しく知っていくことができます。
それだけで、ご自身の苦しみを和らげていくことにつながります。
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