東武線「北越谷駅からせんげん台」に何があるのか 私鉄最長複々線の先、越谷・春日部両市の境まで

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結局、もっと古くからの市街地である宿場町に近い場所にも駅がほしい、ということで、1919年に現在の越谷駅が開業。こちらの駅は、武州大沢駅に改称している。北越谷駅に改まったのは1956年のことだ。ただ、いまでも交通の結節点としての機能を持つ。春日部駅管区で新越谷駅長を務める中村和伸さんは言う。

越谷駅東口
北越谷駅東口。高架下には飲食店などが入り、地域の中心ターミナルらしい雰囲気が漂う(撮影:鼠入昌史)

「たとえば、しらこばと水上公園は北越谷駅からバスに乗って行かれる方が多いですね。それと何より、北越谷駅はスカイツリーライン沿線では埼玉スタジアム2002の最寄り駅なんです。浦和レッズの試合日にはシャトルバスが運転されて、真っ赤なユニフォームを着た人たちでにぎわいますよ」

高架を降りた小さな駅

いまも元荒川沿いにある埼玉鴨場を左手に見ながら高架から地上に降りると、そのままスカイツリーラインは住宅地の中を走る。少し左にカーブしたところで国道4号の下を潜り、到着するのが大袋駅だ。各駅停車(と準急)しか停まらない、小さな駅だ。

南側から見た大袋駅
大袋駅南側の踏切からホームを見る。相対式のホームに橋上駅舎という一般的な構造だ(撮影:鼠入昌史)
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