まず、私の1日の食生活からお話ししましょう。
朝はほとんど食べません。ココアと昆布茶を1杯ずつ飲む程度。お昼は病院にいるときは、患者さんと同じものを食べます。病院食ですから栄養のバランスはしっかり取れています。
自分の好きなもの、食べたいものをいただくのは夜です。
前回記事に述べた通り、私の夕食は必ず晩酌とともにあります。晩酌のために1日頑張っているようなものです(笑)。
だから夕食は当然ながら、お酒に合うもの、お酒のおつまみとなります。6時に病院の食堂の私専用の席に行くと、食事を作ってくれるスタッフが私の好物をビールとともに並べてくれています。
まず毎日欠かさないのが「豆腐」です。豆腐は私の大好物ですが、冬でも夏でも湯豆腐でいただきます。
このときに使う「昆布で取っただし汁」が私の健康に大いに寄与してくれているのです。
「骨の健康」を意識する
この年齢になると「骨の健康」が大事です。
骨といえばカルシウムですが、カルシウムだけでなくリンも必要です。そしてこの2つが理想的なバランスで含まれているのが昆布だというのです。
そんな話を私の食事を作ってくれるスタッフに話したら、「それなら湯豆腐を作るときに、たっぷりだし汁を作りましょう。そのだし汁をウイスキーのチェイサーにして飲んだらどうですか?」というのです。
それはいいアイデアだと思い、以来、チェイサー代わりに「昆布だし」を飲むようになりました。これが非常にいい。ただの水を飲むよりはるかにおいしいのです。
しばらくすると、まわりのみんなに「先生、髪の毛が黒くなってきたんじゃないですか?」といわれるようになりました。
自分ではあまり気にしていなかったのですが、白髪が多かったのが黒くなってきたのです。「昆布は髪の毛にいい」というのが、少なくとも私の頭では立証できました。
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