スマホの販売収入はシャオミの総売上高の約6割を占めている。同社の7~9月期のスマホ販売台数(出荷ベース)は約4180万台と、前年同期比4.0%増加。その一方、スマホ1台当たりの平均販売価格は同5.8%下落した。
その理由についてシャオミは、「中南米やアフリカなどスマホの中心価格帯が低い新興市場で販売台数が大きく伸びたため」と説明している。
市場調査会社のカナリスのデータによれば、シャオミは7~9月期のスマホのグローバル市場で約14%のシェアを獲得し、メーカー別のランキングで第3位に入った。首位は韓国のサムスン電子で市場シェア20%、第2位はアメリカのアップルで同17%だった。
シャオミ・カーの進捗は予定通り
スマホ以外の事業セグメントでは、スマート家電などの「IoT(モノのインターネット)およびライフスタイル関連製品」の売上高が前年同期比8.5%増の207億元(約4294億円)を記録し、シャオミの総売上高の約3割を占めた。また、広告やゲームなどの「インターネットサービス」の売上高は同9.7%増の78億元(約1618億円)だった。
シャオミは将来の重点分野として自動車事業への参入準備を急いでいる。総裁の盧氏は決算説明会で、その進捗について「全体的に予定通り」としたうえで、次のように述べた。
「シャオミ・カーは(昨年に続いて)もうすぐ2回目の冬季耐久テストを実施する。2024年前半に(車両の)量産を開始する目標に変更はない」
(財新記者:翟少輝)
※原文の配信は11月20日
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