大谷翔平の移籍先のカギとなる「スーパースター」 「勝てるチーム」だけではない大きな決め手

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エンゼルス大谷翔平(写真:日刊スポーツ)

エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手(29)が、メジャー史上初となる2度目の満票MVPを獲得しました。大型契約にも追い風となりそうです。気になる移籍先ですが、大きな決め手として「勝てるチーム」だけでなく、「スーパースターの存在」も必要かと思います。

ドジャースには大谷の「憧れの選手」がいる

というのも、17年12月に大谷がエンゼルスと契約した時は、球界を代表するスーパースターで現役最高選手とうたわれたマイク・トラウト、さらにナ・リーグMVPに3度も輝き、将来殿堂入りが有力視される、偉大なアルバート・プホルスもいたからです。

当時と同じように、最有力候補とされるドジャースには大谷が「憧れの選手」と言ってはばからないムーキー・ベッツがいます。18年のレッドソックス時代に世界一に輝き、ア・リーグMVPと首位打者を獲得。20年のドジャース移籍1年目も世界一となり、走攻守と3拍子そろったスーパースターです。7月に両チームが対戦した時にベッツが大谷に握手を求め、談笑するシーンもありました。

ドジャースには球団新記録の59二塁打を放ったフレディ・フリーマンもいて、ナ・リーグMVP投票2位、3位による最強の1、2番コンビを形成しています。もし大谷がドジャースと契約すれば打順は3番が予想され、「最強の1~3番トリオ」が誕生しそうです。

今年ワールドシリーズで初優勝し、大谷獲得に本気と報道されるレンジャーズの1、2番も引けを取りません。今季ア・リーグで大谷に次ぐ長打率とOPSを誇り、20年のドジャース時代に次いで2度目のワールドシリーズMVPに輝いたコーリー・シーガー、リーグで最多得点と最多安打を記録したマーカス・セミエンがいます。

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