1000万円貯めた女性100人が「やめたこと」TOP3 本気で試したけど効果がなかったことは?

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必要なら、絶対欲しいなら、多少高くても買えばいいんです。考えなければいけないのは、「そのバッグは本当に必要か?」ということだけです。

お金を貯めるポイントの1つめは、「『買おう』と思ったときに、少し立ち止まり、『これは欲しいもの? 必要なもの?』と自分に問いかける」ことです。

必要なものならば、買う。本当に欲しいものならば、買う。

欲しいものを買うときは、「なくても困らないものだけど、それでも欲しいか」をもう一度考える。お金持ちほど「お金は、稼ぐより使うほうが難しい」というのは、お金を使うことの意義をつねに考えているからです。

安いものを探すためにかけていた時間や労力を、「考える」ことに割くだけで、お金の使い方は変わってきます。考える時間は少しでいいんです。このことに気づいて、「欲しいものと必要なものを区別」できるようになった人から、出費のムダがなくなって、お金が貯まっていくはずです。

意見が大きく分かれる「家計簿」

●1000万円貯めた女子がやめたことリスト2位
「家計簿をつける」
女子の意見
・家計簿をつけたことで、自分が何にお金を払っているのかを知ることができた
・自分が何にどれくらい払っているのかを見られたので、助かった。ただ、家計簿を継続している今、最初ほどの効果は感じていない

今回のアンケートで、「やってよかった」と「やっても意味がなかった」に大きく分かれたのが、この「家計簿をつける」でした。実は、この結果は、極めて予想どおり。その理由から、お話ししていきましょう。

まず、「家計簿をつけてよかった」派。

「やってよかった」と口をそろえる人たちに話を聞くと、家計簿をつけ始める前のお金の管理に、ある傾向が見られました。それは、「とりあえず、手持ちのお金で生活して、お金が余ったら貯金しよう」と思っている人が多かったこと。そして、実際にその方法で貯金ができていた人は、ほんの数パーセントにすぎませんでした。

そんな彼女たちの傾向は、

「じゃあ、あなたは毎月、何にいくら使っているの?」

と尋ねると、さらに明らかになりました。

「えーと……携帯が、1万円くらい? 光熱費が……いくらでしょう?」

「先月のカードの明細が……たしかこのあたりに……」

そう、自分の出費をほとんど把握していないのです。

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