ハイテク業界が「女の園」となる日はくるか

米大学が女性エンジニア育成に躍起

ワシントン大学でコンピュータ科学を学ぶソニア・カーン(写真:David Ryder/The New York Times)

ソニア・カーンは、大学に入学した時点では、コンピュータ科学を学ぶことなど考えてもいなかった。だが、友人から入門クラスは悪くないと聞いて、授業を取ってみることにした。そして結局、コンピュータ科学を専攻することになったのだ。

4年後、カーンはコンピュータ科学の学位を取得し、現在は修士課程に在籍。夏にはフェイスブックでインターンをする予定だ。

カーンは言う。「この分野については何も知らなかったし、考えてみたこともなかった。ほんの思い付きで授業を取ってみたら、本当に楽しかった」。

コンピュータ科学専攻、女子はわずか15%

カーンのたどった道は、大学やテクノロジー企業にとって理想的なものだろう。というのも、今のところコンピュータ科学専攻の学生や技術社員のうち、女性はわずか15%しかいないからだ。テクノロジー業界は女性をもっと採用するようにというプレッシャーを受けてきた。しかし、どのようにしてより多くの女性にカーンのような道をすすめるかは、難しい問題となっている。

カーンが学んでいるワシントン大学など、中には大きな進展を見せる大学もある。女性の人数が少ない分野でその数を増やそうとしている大学や企業は、そうした大学から学ぶことができるだろう。

それらの大学の多くと関わっている組織に、「女性と情報技術センター(NCWIT)」がある。同センターは大学に対して、女性をもっと呼び込み維持する方法についてコンサルティングを行う。そして、そうした取り組みに成功した大学には、グーグルの支援による賞を授与する予定で、ワシントン大学はその第一号となる模様だ。同センターはこの賞を毎年授与したいと考えている。

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