「父は癌で母は鬱」ゴミ屋敷の実家が片付けで激変 几帳面な人ほどゴミを捨てられなくなる理由

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そういう人はゴミ袋に空きがある段階で捨てるのを「まだゴミが入るのにもったいない」と感じてしまう傾向もあり、捨てるタイミングを逃してため込んでしまう。さらに、近所の人や自治会や管理人などの目が気になり、徹底的に作り上げた完璧なゴミ袋じゃないと捨てることができないのだ。

「とりあえず置いておく」の繰り返しでゴミ屋敷に

また、ゴミをためてしまう人に共通して見られる行動に、「とりあえず置いておく」というものがある。1年以上使っていないけどそのうち使うかもしれないから、とりあえず置いておく。ゴミなので捨てようと思ったけど集荷日まで日にちがあるし邪魔にもならないので、とりあえず置いておく。

その繰り返しでゴミは溜まっていき、本腰を入れて片付けをしないとどうにもならないような状況にいつしか陥ってしまう。そういった事態を防ぐには、まずゴミの日が記されたスケジュール表を印刷して目に留まる場所に貼っておくことだ。データでスマホに保存しておくのでもいい。

「ゴミ屋敷になってしまう人は、そもそも自分の地域のゴミ出しのスケジュールやルールを把握していないことが多いです。頑張って不用品を仕分けして袋に詰めるまではいいけど、その日のうちにゴミ出しができない。“集荷日が来たら捨てよう”とそのへんにとりあえず置いてしまい、溜まっていってしまうんです」

(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)

前述したように、ゴミ袋に空きがあるともったいなくて捨てられないのであれば、初めから小さめのゴミ袋(30~40リットル)を使えばいい。家の中にあるゴミ箱の数も極力少なくする。各部屋にゴミ箱を置いてしまうと、それだけ分別の手間が増えることになるからだ。

ゴミを捨てることに罪悪感を覚えてしまう人もいる。生ゴミなら気にせず捨てることができるが、「もう使わないけどまだ使えるモノ」はなかなか捨てづらい部分もある。ゴミ捨て場にまだ使えそうなベッドや家電が捨ててあると「もったいない」と感じることがあるだろう。いざ自分が捨てる側になると、モノを粗末に扱っているような気になってしまう。

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