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スバル「史上最大の分岐点」をどう乗り越える? 開発トップに聞いたBEVシフトへのアプローチ

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一般的に、どのようなBEVでも(モーター駆動や大型バッテリーによる低重心等により)、走り味はガソリン車と比べると異質だ。(そのうえで、スバルとしての違いは)例えば、雪の上で実感できる。

現行のスバル車は、雪上でクルマと路面との接地感が高く、安心感が強いことをユーザーの方々も実感していると思う。(その実現に向けては)開発における経験値の積み上げでできている。それが具体的にどういうことなのかを、改めてひもといているところだ。

ソルテラでは(そうした雪上での安心感は)まだ弱いと感じているが、(現在開発中の技術は)目からうろこが落ちるような実感がある。

2022年2月、群馬県内で実施されたソルテラのプロトタイプ雪上試乗会の様子(筆者撮影)

―水平対向エンジンやシンメトリカルAWDなど、スバルの技術の記号性を考えると、差別化要因を見いだすのは難しいのでは? 

藤貫:指摘の通り、これらがスバルにとってのキラーコンテンツになるかといえば、そうならないかもしれない。ただし、少なくとも今スバルを選んでいるお客様に対して、「これが(BEVとしての)スバルだ」と言う(レベルの体感を実現する)ことは可能なはずだ。

また、BEVの(技術面での)良さは、制御によって走りの仕様が変えられることにもある。お客様にあったカスタマイズが可能であり、そうした視点での技術を内製化し、スピード感を上げた開発体制に変えていく。

2023年9月、スーパー耐久シリーズ・もてぎ5時間レースのスターティンググリッドにて(筆者撮影)

―ICEの今後は? 例えば、スーパー耐久レースで使っているカーボンニュートラル燃料やe-FuelをSTIモデル向けなどに残すのか?

藤貫:カーボンニュートラル燃料(の今後の市場性)については、(現時点では)本当にわからない。この分野は、(国や地域の)政策、またはお客様の声によって大きく左右されるからだ。 

いずれにしても、(スバルの主力市場である)アメリカでの規制対応など含めて燃費を上げていくことは必然だ。(そのうえで)今後も、カーボンニュートラル燃料での排ガスのクリーン化(や燃費向上)の開発は続けていく必要がある。

スバル「統合レポート2023」より(出典:SUBARU)

(国や地域によって)市場がどう変化してもスバルとして対応できるよう、(経済活動を進めるうえで企業としての)戦う武器を持っていなければならない。

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