スバルの「空飛ぶクルマ」ハッタリではない根拠 2人の役員に聞く「スバル大変革期」への覚悟

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ドローンのようなプロペラを6つ搭載するスバル エアモビリティ コンセプト(写真:SUBARU)
ドローンのようなプロペラを6つ搭載するスバル エアモビリティ コンセプト(写真:SUBARU)

まさか、こんなモノが本当に飛んでいるとは!

ジャパンモビリティショー2023のプレスデーに詰めかけた報道関係者の多くが、スバルのプレスカンファレンスに度肝を抜かれた。

まさに、サプライズ。発表当日まで、経済メディアや自動車関連メディアに、スバルの“空飛ぶクルマ”の実証実験に関する情報がすっぱ抜かれることはなかった。

プレスカンファレンスの中で大崎篤社長は、「未来に向けての『ものづくり革新』と『新たな価値づくり』が、(自動車産業界が直面している)大変革期でも埋没せず、スバルがブランドとして輝き続ける唯一の道だ」と言い切った。

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航空宇宙部門と自動車部門の協力を公開する意味

スバルは2023年8月2日、新経営体制における方針を発表。そのとき、「ものづくり革新」と「新しい価値づくり」を再定義している。

中島飛行機を起源に、水平対向エンジン、シンメトリカルAWD、そしてアイサイトなど、スバルという企業の独自性をこのタイミングで改めて具現化したのが「エアモビリティ コンセプト」だ。単なる構想ではない、コンセプトモデルであることに注目してほしい。

こうして航空宇宙部門と自動車部門が協力し合う社内プロジェクトの存在を公開することは、社外へのアピールだけでなく、スバル社内や販売会社をはじめとした関連企業の人たちに「スバルは今、本気で変わらなければならない瀬戸際にいる」という気持ちを共有することにつながったと言えるだろう。

プレスカンファレンスでエアモビリティ コンセプトが発表されたときの様子(筆者撮影)
プレスカンファレンスでエアモビリティ コンセプトが発表されたときの様子(筆者撮影)

発表現場に居合わせた筆者を含む報道関係者も、そうしたスバルの覚悟をストレートに感じた。

プレスカンファレンスでは、最初に2ドアスポーツBEV(電気自動車)の「スポーツ モビリティコンセプト」が舞台中央でアンベールされたが、報道陣としては「想定内」であった。

それが、会場奥手からエアモビリティ コンセプトが登場すると、驚いた顔をする人たちが増えた。そして、会場の照明が明るくなり大崎社長がプレゼンを続ける中、エアモビリティ コンセプトが実際に飛ぶ動画が映し出されると、場の空気は一気に変わった。

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