その現代を意識したかは記憶にありませんが、私が若かりし頃、我孫子ゴルフ倶楽部の同期である鷹巣南雄が所属していた千葉の鹿野山で、巨人軍の王貞治さん、柴田勲さんたちが冬のキャンプを張ると聞いたんで、そこに加わらせてもらったんです。
野球選手にとっては軽めのトレーニングだったらしいけど、結構タフ。ほかのスポーツ選手と同じようにゴルフにも基礎体力が必要だと感じさせられました。昨年のプロ生活50周年のパーティで、ジャンボ尾崎が「そのふくらはぎがあれば、まだまだ大丈夫」と言ってくれたけど、今も相撲の関取と同じような自慢のふくらはぎは、その頃作り上げた私の大切な財産なのです。
72歳で初優勝
今年のマスターズと前後して、シニアツアーも沖縄の金秀シニアから開幕。開幕戦は小中学校の始業式と同じで、休みで会えなかった友人たちの顔を久しぶりに見た喜びでいっぱい。グリーン上のあちこちで笑い声が聞こえます。そんな雰囲気の中、私、初日に71をマークして自身何度目かになるエージシュート。今年もシニア、レギュラーツアーで健在ぶりをお見せできそうです。
シニアツアーは、大会によっては50歳からがシニア、65歳を過ぎた選手をスーパーシニアと分けていますが、そのスーパーシニアで優勝したのは松井功。松井とは55年前に都民ゴルフ場でのキャディー仲間で大親友。松井は1966年に24歳でプロテストに合格しましたが、その後、優勝の2文字に縁がなく、72歳の今回が初めての優勝。日本プロゴルフ協会会長などを務め、プレーの機会が少なかったはずなのに、最終日を69で回っての優勝。その陰の努力は感動ものです。
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