一流になる人は貪欲に「ダメ出し」を求める

知っていると強い、自分を見る「他人の視点」

そこで今回は、私が暗黙知として蓄積してきた、「フィードバックを成長に生かすことができる人」の特徴を4つ紹介したいと思います。

特徴1:自分を客観視できる場を作っている

先ほど、努力をすることは大前提、と述べましたが、それは「正しい努力」である必要があります。

その正しい努力の方向性を探るのに、フィードバックの機会は欠かせません。フィードバックを受けるために大事なことは、「場を設ける」ということです。自分が作った資料に対するフィードバックでもいいですし、3カ月スパンのプロジェクトに取り組んだときの自分の行動に対するフィードバックでもいいでしょう。

本気で出したアウトプットほど、そのフィードバックを聞くのが怖いと感じる気持ちは、よくわかります。「ネガティブなことを言われたらどうしよう」「傷つきたくない」という気持ちが先立ち、直接、フィードバックを求めることに躊躇してしまう感情は、皆さん共通してあるでしょう。

「うまくいかなかった」という自己認識がある場合は、なおさらです。

しかし、学びを積み重ねていくうえで、フィードバックなきアウトプットは、点数がわからないテストのようなものです。点数がわからなければ、次のテストで何をどう改善するべきかわかりません。

苦々しいコメントを聞く機会も増えるでしょうが、それこそが私たちの成長の糧になっていくはずなのです。

これらの葛藤を乗り越えるために、フィードバックの機会を「習慣化」「ルール化」してしまうということは、ひとつの実践的な知恵です。

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