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SNSで殺害予告、医師への卑劣な「言葉の暴力」 ワクチン不信ではびこる匿名アカウントの実態

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一方、言葉の暴力に対して、警察や司法は厳しい姿勢で臨んでいる。

元妻に対してXに「僕の全てを潰した殺人鬼達」などと書き込んだ男は逮捕された後、2023年6月に懲役1年6月、執行猶予4年の判決を受けている。

10月3日、大阪府警はSNSで知人を誹謗中傷した名誉毀損の容疑で看護師を逮捕した。この看護師は身元を隠すため、入院患者の携帯番号を勝手に使用した疑いもある。

岡氏は、誹謗中傷と殺害予告を行った発信者について、2023年8月に侮辱罪と脅迫罪で埼玉県警に刑事告訴した。関係者によると、捜査が進行しており、近く何らかの結論が出る見込みだという。

侮辱罪については、インターネットによる誹謗中傷の抑止などを目的に厳罰化の法改正が行われた。従来の法定刑は「30日未満の勾留又は1万円未満の科料」のみだったが、2022年7月から「1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金」に引き上げられている。

沈黙すると間違った考え方が広まってしまう

岡氏に対する誹謗中傷は依然と続いており、情報開示の通知を受けた発信者からは、「言論の自由に対する弾圧だ」という見当違いな投稿もあった。

激務の中で、岡氏は難病のベーチェット病を発症し、2年前から体重が10キロ以上も減っている。こうした中でも匿名アカウントの情報開示請求を行う理由とは何なのか。

「感染症専門医として、新型コロナの正しい情報を発信してきましたが、なぜ殺害予告まで受けなければならないのでしょうか。ここで私が沈黙すると、彼らの間違った考え方が広まってしまうおそれもあります。司法の判断によって、匿名の誹謗中傷が卑劣な犯罪行為であることを発信者には知ってもらいたい。それが再発防止につながると思っています」

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