中学受験に執着する親が知らない「学歴の価値」 周囲から成功者にみえても苦しんでいる可能性

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

知識は大事だ。ないよりはあるほうが断然いい。だが、知識をもっていること以上に、発想力や新しいものを生み出す力のほうがずっと重要視されるようになっているのが今の時代だ。

知識をベースにAIを活用して新しいアイデアを想像できる人、無関係にみえるなにかとなにかを結びつけて新しいものを生み出せる人。他者と意見を交換しながらどんどん改良できる人。

これからの時代において「頭がいい」とされるのは、おそらくこんなタイプだろう。

「勉強ができる」と「頭がいい」の違い

そういう意味では、「勉強ができる」と「頭がいい」も実は別物だ。

学校の勉強が得意なタイプの人たちは、ルールに従い、レールの上を走るのが得意な人が多いだろう。そういう人は、中高生時代までは結構いいところまでいける可能性が高い。

けれどもいざ大学に入り、自分から学びに行く能動的なスタイルがメインになると、それまで有利だったはずの武器があまり役に立たなくなる。

学びの範囲が絞り込まれていくと、まんべんなくできるオールラウンダーよりも、その1科目で突出したタイプの人が輝き出すからだ。

どっちがいいとか悪いとかではない。そのときどきの学力を測るシステムにマッチするかどうか、という単純な話だ。

運よくマッチすれば、もしくはそのトレンド(流行)を正しく見極めて努力すれば、その時代の「頭がいい人」になれるだろう。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事