結婚生活に悩む人に教えたい夫婦円満を保つ技術 実践できれば、愛は多くのことに打ち勝っていく
こうした葛藤を減らす方法が、まさに経済的・文化的な背景が似ている人を選ぶことなのです。背景が似ている人を選ぶことで、不要な誤解やコミュニケーションの問題を少しでも減らそうとします。
ふたりの激しい格差のせいで、若き日の純粋な恋愛が破局に至るまでを繊細に描いた『レースを編む女』という映画があります。
学校の休みに海辺の村を訪れたひとりの男子大学生は、村の若い女性に出会います。彼は彼女の澄んだ瞳に心の安らぎを見つけ、清らかな魂を持つ彼女は疲れ果てた彼の魂を包み込み、ふたりは恋に落ちます。
どうすることもできない隙間が徐々に広がっていく
しかし新学期が始まりふたりが一緒に都会に戻ると、どうすることもできない隙間が徐々に広がっていきます。
青年は勉強しなければならない立場でありながらも、都会の生活に不慣れな田舎の娘の面倒もみなければならず、疲れ果ててしまいます。さらに友人たちと集まると、まともに会話を聞き取れない彼女のせいで、集まりは気まずい雰囲気で終わってしまうことがしばしばでした。
お互いに困った立場に置かれることが続くと、青年は苦悩しはじめます。彼女のことを愛してはいるけれど、彼女とあらゆることをともにする自信がなくなった彼は、ついに彼女と別れます。
一方、田舎の家に戻ってきた彼女は、太っていて醜いから振られたのだと思い、拒食症になってしまいました。
精神科病院に入院した彼女が白いレースを編んでいる姿を映して、映画は終わります。
ふたりの恋愛はうまくいっていたのに、越えるべき山が高すぎたため、愛はその山を越えられないまま力尽きてしまいます。
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