住友商事がキャンピングカーDIYに目をつけた訳 RVランドと提携で生まれた新サービス「ditto」

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ウッドパネルが貼られたデモカーの天井
ウッドパネルが貼られたデモカーの天井(筆者撮影)

だが、なぜ、そもそも住友商事が、こうしたサービスに乗り出したのだろうか? 総合商社である同社は、クルマ関連の部品となる金属製品や素材の輸入なども手掛けているが、キャンピングカー、しかも一般ユーザー向けDIYサービスというのは初耳だ。

この点について、担当者は、「当プロジェクトは、弊社のBeyond Mobility(ビヨンド・モビリティ)事業部が担当しています。モビリティ全般に関する新規事業開発を手掛けるのが主な業務です。今回のdittoは、近年人気が高いキャンピングカーのジャンルで、とくにDIYに大きな注目が集まっていることに着目し考案しました」と語る。

dittoはキャンピングカーだけではない

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ちなみに、同事業部では、キャンピングカーに限らず、例えば、将来的に実用化が期待されている自動運転車なども対象なのだそうだ。自動運転の時代が到来すれば、移動中の室内で、おそらく従来と違った楽しみ方やくつろぎ方などが求められるはず。同事業部では、そうした新しいニーズを見据え、自動運転車に関し、さまざまな新事業の可能性も検討しているという。

つまり、dittoは、自動運転車からキャンピングカーまで、モビリティの幅広い分野で、さまざまな新規事業を創出しようという同社の新たなトライアルの一環のようだ。いずれにしろ、同社が提案するこの新サービスが、キャンピングカー愛好家などからどんな反応を得て、どのように展開していくのかに今後注目だ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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