住友商事がキャンピングカーDIYに目をつけた訳 RVランドと提携で生まれた新サービス「ditto」
取り付けるキットも、自分の好みなどに応じ、どのパーツを装着するかを選べるほか、色も選択可能(天井・壁を除く)。これも、選び方によって費用が変わってくる。車両やパーツを選んで、ワークショップでキットを取り付ければ完成だ。
当サービスが持つ特徴のひとつは、これら一連の流れについて、すべて専門のコンサルタントが対応することだ。キャンピングカー作りのプロが、ユーザーそれぞれの予算や好みに応じてアドバイスをしてくれる。とくに取り付けに関しては、高度な知識や技術を持つプロから教わることができるため、クルマのDIY初心者などでも安心だ。
なお、サービス費用の目安は、車両+キット+ワークショップの総額で税込340万円~510万円程度(ベース車両や選ぶパーツによって変わる)。また、前述したベース車の条件にさえ適合していれば、自分の愛車などを持ち込むことも可能で、その場合、キット+ワークショップの価格(税込み)は190万円に設定されている。
ちなみに、dittoというネーミングは、英語の「do it together(一緒におこなう)」を略した造語だ。ワークショップで、キャンピングカーを「みんなで創る」というサービスであることや、英語の口語にも「他の人と同じ」という意味で使われることがあることで、名付けたのだという。
なぜdittoを手掛けたか?
以上がdittoの概要だが、このサービスは、2023年9月現在、先行購入モニター5組を募って実施される予定だ。取り付けを行うワークショップは、2023年10月14日(土)~15日(日)の2日間に、埼玉県にあるキャンプ場「GEMS GRILL」で開催を予定しており、テントキャンプでの宿泊型になるという。
つまり、dittoは、まだ少数のユーザーを絞ったテスト段階ということだ。会場で住友商事の担当者に聞いたところ、「まずは試験的に実施してみて、その反響などから、サービスを事業化するかなどを検討する」という。また、キットのみの販売やベース車種をハイエース以外に広げるかなども同様。今回の先行購入モニターなどから、徐々に事業化の方向性を模索していくのだという。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら