「根拠なしでOK」子どもの自己肯定感を育てる利点 親の自己肯定感が低くても高い子どもに育てられる

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なぜ私にそれができたのかというと、アメリカの親たちのGIVE精神を見て、子どもたちにGIVEすることで「私は子どもたちをこんなに笑顔にしてあげられるんだ」という、親として子どもを喜ばせる「よろこび」に気づいたからです。

そして、子どもの希望に満足するまでつき合ってあげることで、子どもたちの表情が明るくなり、幸福感が増す姿を見て、「こんなことをしてもらえて羨ましいなぁ」とも思いながら、こちらまで幸せになる親子の幸せのスパイラルに入っている感覚がありました。

もしあなたが、ご自身の自己肯定感が低いと感じたなら、この「出し惜しみなしのGIVE♡GIVE♡」作戦は有効です。

子育てを通じて、日々の自分の頑張りを認め、「子どもを笑顔にしてあげられる自分、子どもに愛されている自分、子どもに必要とされている自分」をもっと褒めていくことで親自身の自己肯定感も上げていけるのです。

子どもの自己肯定感が低いなら過去を振り返ってみる

もし、お子さんの自己肯定感が低いと感じるなら、まず試してほしいことがあります。それは、次の7つの観点でお子さんと過去の経験を振り返ってみることです。

1.挑戦したこと
2.失敗したこと
3.成功したこと
4.うれしかったこと
5.悔しかったこと
6.褒められたこと
7.人の役に立ったこと

日本人は褒められ慣れていないので、自分自身を過小評価してしまいがち。そのため、自分で自分を褒めることも苦手です。

そこで、自分で自分のチャレンジや、過去のさまざまな努力、失敗を乗り越えた経験などを列挙することで、「私はこれまで、自分でさまざまな選択をしながら少しずつ経験を積み重ねて成長してきた」「自分は、失敗や挫折を乗り越えることができる」と実感でき、少しずつ自信が芽生えます。

その結果、自分の長所も短所も認められるようになり、自分自身を認めて、褒めてあげられるようになるのです。

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