「根拠なしでOK」子どもの自己肯定感を育てる利点 親の自己肯定感が低くても高い子どもに育てられる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

よく、「自己肯定感の低い私でも、自己肯定感の高い子どもに育てることはできるのでしょうか?」と聞かれるのですが、答えは「YES」です。

なぜなら、問題は親の自己肯定感の高さではなく、正しいアプローチの仕方をしているかどうかだからです。

愛情を出し惜しみしない

私自身も子育てをはじめた当初、失敗ばかりで自分のしていることにまったく自信がなく、自己肯定感もかなり低かったように思います。しかし、これから紹介するメソッドを実践するうちに、親である私自身の自己肯定感も自然と上がっていきました。

子どもの自己肯定感を高めるために、最も必要なのは親の「慈愛」、つまり見返りを求めない無償の愛です。私は「出し惜しみなしのGIVE♡GIVE♡」と呼んでいますが、とにかく愛情を与えて、与えて、与えまくる。具体的には、

・子どもの意見をできるだけ尊重した経験をたくさんさせる
・子どもが望むことをしてあげる
・子どもが言ってほしいだろうと思うことを言ってあげる

といったことを徹底するのです。

「自分の喜びをあとまわしにしてまで、子どもの犠牲になる必要はない」「自分の喜びを優先して、心が満たされたらまわりにもやさしくできるようになる」という意見もあります。もちろん、それでうまくいっているのなら問題ないわけですが、目の前の子育てに問題を抱えている場合は、GIVEを先にしてみることをおすすめします。

一見すると簡単なようですが、自分が幼少期に親からしてもらえなかったことを要求してくる子どもに対して、「私は親にしてもらえなかったのにずるい」と、自分の過去との不平等さを感じたり、腹が立ったり、「こんなことまで言ってあげないといけないの?」と癪に障ったりする感情が湧いてくると、案外難しいものです。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事