「根拠なしでOK」子どもの自己肯定感を育てる利点 親の自己肯定感が低くても高い子どもに育てられる

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もちろん、いい結果が出なかった場合も褒めることは可能です。

たとえば、「難しいことでも試行錯誤する思考力が育ったね」「諦めずに続ける継続力が育ったね」「難しいことも乗り越えられる精神力が育ったね」など、子どもがどんな努力をして、どんな潜在能力が育ったかを言葉にして伝えてあげることで、お子さん自身が自分の成長を感じられるようになります。

➃子どもの思考を言語化して褒める

特に小さい子は、自分の思考や感情を言葉にできないことが多いものです。ですから、「お友だちが困っているのを見て、助けてあげたいと思うやさしさで貸してあげたんだね。ありがとう」「ママが疲れているから何か役に立ちたいと思って洗濯物を畳んでくれたんだね。ありがとう」など、子どもの内心を推測して言葉にして褒めてあげることで、本人も気づかなかった自分の気持ちに気づくことにもつながります。

心の成長につながるような褒め方を意識して

➄「褒めのおねだり」に応える

「自分でお着替えできたよ。すごい?」「弟にお菓子を分けてあげたの。えらい?」「お風呂掃除したの。頑張った?」などと、子どもはよく「褒めのおねだり」をしてきます。

こんなときは、子どもを褒めるチャンス。「素直に褒めていいのか?」と迷う人もいるかと思いますが、どんどん褒めてあげましょう。

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子どもは、「頑張った」とか「人にやさしくできた」ことの意味を認識し、自分の行動の価値をきちんと理解しているから「褒めて」と言ってくるわけです。その気持ちを親がしっかり受け止めてあげることで、最終的に人から褒められなくても、いい行動をとれるようになります。

なお、たとえば子どもから「自分でお着替えできたよ。すごい?」と聞かれたら、お着替えした結果を褒めるのではなく、「1人でお着替えを頑張ろう」と思った気持ちを褒めるよう意識しましょう。

このように褒め方はいろいろありますが、表面的な結果を褒めるのではなく、内面を見て心の成長につながるように褒めてあげるのがポイントです。

いきなりすべてをやろうとしても難しいと思いますが、少しずつでもいいので、ぜひ試してみてください。

高松 ますみ スパークリングキッズ代表取締役

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たかまつ ますみ / Masumi Takamatsu

アメリカ合衆国・バージニア州で出産と子育てを経験。帰国後はアメリカ式の子育てを日本流にアレンジした独自の子育てを実践。その結果、英才教育をいっさい施すことなく、長女は中学卒業後、単身でアメリカの高校に留学し、2年連続で「全米優秀生徒賞」を受賞。その後全米ナンバーワンの公立大学「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)」に特待生として進学。潜在的な生きる力を体系的に育てるオリジナルの子育て法、マミーメソッド「子育て方程式」Ⓡを確立した。

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