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四季報から発掘!今からでも勝てる半導体銘柄 最高益でも割安、四季報が強気、高配当・・・

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最新号の『会社四季報』秋号を使い、主な半導体銘柄をランキング。

東証Arrowsの電光掲示板
(写真:TABAKO / PIXTA)

特集「半導体 止まらぬ熱狂」の他の記事を読む

昨年来悪化していた半導体市況は早くも底打ちした。今世界規模で起きているのが、官民入り乱れた半導体工場の投資合戦だ。『週刊東洋経済』の10月2日発売号(10月7日号)の特集は「半導体 止まらぬ熱狂」。熱狂する半導体業界を取材した。日本でも、この局面を最大のチャンスと捉え、矢継ぎ早に戦略が打ち出されている。戦略物資と化した半導体の今に迫った。
『週刊東洋経済 2023年10/7特大号(半導体 止まらぬ熱狂)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

「日経平均株価3万円台」が株式市場に定着しつつある中、半導体業界各社の株価も高騰気味だ。

今から参入しても勝てる半導体株は何だろうか。9月15日に発売されたばかりの『会社四季報』最新号(2023年秋号)のデータを使って、有望銘柄を探ってみよう。

半導体関連銘柄の選定に当たっては「業界地図デジタル」などに基づき、半導体メーカーに加えて製造装置メーカー、材料メーカー、半導体商社の主要な上場企業100社をピックアップ。7つの基準でランキングした。

2倍以上に値上がりした銘柄は8社

最初に見るのは、株価の値上がり率ランキングだ(表①)。年初来の値上がり率が100%以上、つまり今年に入って2倍以上に値上がりした銘柄は8社ある。トップのテラプローブはメモリー、システムLSIなどの半導体テスト工程の受託サービスを展開。年初来では3倍近い上昇幅だが、今期PER(株価収益率)は12倍と相対的に割安感がある。2位はソシオネクスト。富士通とパナソニックのSoC(システム・オン・チップ)事業の統合会社が昨年上場した。ロジック半導体のファブレスメーカーとして海外顧客との取引拡大が奏功、業績拡大に裏打ちされて株価も急伸している。芝浦メカトロニクスディスコはそれぞれ世界ナンバーワンの商品を有する半導体装置メーカー。世界的な半導体投資需要の拡大が株価にも追い風だ。

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