PERは欧米水準に
日経平均株価は今年5月に20カ月ぶりに3万円台を回復、またバブル崩壊後の高値を更新し、以後、3万円の大台で安定的に推移している。
市場関係者の多くは1989年12月の最高値3万8915円更新を視野に入れつつある。最高値更新が絵空事でなく現実味を帯びるのは、長期的に株式市場の質的転換が図られたためだ。デフレからインフレへの転換、株価水準と企業業績との乖離の縮小、日本企業の足元の業績が順調、などがこれに当たる。
ファンド運用者は「インフレの時代に突入し、物価が2倍になるなら、当然、株価も2倍になる。現在の3万円台が6万円台になっても不思議ではない」と話す。物価2倍は極端としても、デフレからインフレへの転換期に株価が上昇するのは不思議ではない。製品値上げが個別企業の収益成長に拍車をかけている面もあり、株価上昇の支援材料だ。

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