最高値3万8915円の更新も視野「日本株の今後」 四季報最新号をフル活用「3万円時代に買える株」

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もちろん相場の先行きに関して、米国景気、中国企業の過剰債務問題、日銀の金融政策、為替の動向、地政学リスクなど懸念材料は少なくない。日本企業の収益改革もまだまだ道半ばであり、人口減少下でマーケットの成長が望みにくい中、選択と集中やM&Aによる成長を加速する必要がある。今・来年の一本調子の最高値更新シナリオは、超楽観的にも映る。

新NISAが始動

とはいえ、24年初には新NISA(少額投資非課税制度)が始動し、「株式投資の民主化」が加速する。非課税保有期間が無期限となり、年間投資枠が360万円、非課税限度額が1800万円に拡張される新NISAによって、これまで投資に無縁だった層の株式市場への流入が予想される。

下図のとおり、日本株のメインプレーヤーは外国人投資家だが、個人の買いが増えれば「なぜ日本人は自国株に投資しないのか」といぶかしがっていた彼らの参入をなお呼び込む効果もありそうだ。

新NISAを念頭に、すでに市場では連続増配銘柄や安定配当銘柄が注目されている。新NISA始動待ちではなく、これを目前に控えた現在こそ、先んじた投資好機との考えも成り立つだろう。

特集では、『会社四季報』秋号のフォローアップや読み方の深掘り、3万円時代の投資術や銘柄について、超初級、初級、中級に大別して取り上げている。

石川 正樹 東洋経済 記者

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いしかわ まさき / Masaki Ishikawa

『会社四季報』元編集長。2023年より週刊東洋経済編集部。

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